伝統工芸品 琉球びんがた
RYUKYU BINGATA
青海波に帆掛け船
知念紅型研究所とコラボレーションした、シャツ全体に琉球びんがたをあしらった、かりゆしウェア「青海波(せいがいは)に帆掛け船」。琉球びんがたの伝統ある古典柄をスキャニングによりデジタルデータ化してバガス生地にプリント。こうして生まれた、ゆったりとリラックスした雰囲気の1着です。
竹模様にイジュが躍る
知念紅型研究所と言えば“竹”ということで、同工房のオリジナル柄からかりゆしウェアを作りました。この美しい花は、沖縄の固有種イジュの花。沖縄が梅雨入りの頃、かすかに甘い香りがする清楚な白い花を咲かせます。琉歌(辺野喜節)にも歌われ、古くから琉球・沖縄で親しまれている花。花言葉は「ひたむきな愛、愛嬌」です。今回のシャツの地色は薄いベージュで、多くの方が楽しみ易い仕上がりになっています。
ABOUT 知念紅型研究所
紅型三宗家のひとつ、知念紅型研究所。京都や海外でデザインを学んだ知念冬馬氏は、2017年に祖父・貞男の跡を知念家10代目として継ぎ、型紙を2枚または3枚重ねて染める技法「朧型」や、生地の表裏に柄を染める「両面型」に精力的に取り組んでいます。近年は、他の産地や業界とのコラボレーションも。
ABOUT RYUKYU BINGATA
< 琉球びんがたの歴史 >
琉球びんがたの起源は14~15世紀頃といわれ、多くは王族・士族の衣装として着用されていました。琉球王朝は、近隣諸国と敵対することではなく、交易で平和を保った歴史があります。こうした歴史背景のなかで、琉球びんがたは沖縄独自の風土を反映しただけでなく、中国的な豪華さや日本的な優美さのある、技法的にも芸術的にも稀有な伝統工芸として発展しました。
< 工程 >
道具を作ることから始まり、図案から仕上げの水洗まで18を超える制作過程の全工程を、主に一つの工房で行います。一枚の型紙で連続的に型附けをするのが特徴のひとつ。鉱物性の顔料と天然染料の併用による彩色の手法も、琉球びんがた独自のものです。
< 琉球びんがたの、今 >
400年以上の歴史を紡ぐ琉球びんがたは、いまも呉服として愛されています。一方で、もっと多くの方に、琉球びんがたの美しさを知ってもらいたい、皆さんの暮らしに取り入れ楽しんでもらいたいとの想いから、小物や生活雑貨、壁紙などのインテリアアイテムとしても商品展開がなされています。
びんがたをもっと知る
琉球びんがた事業協同組合
1976年に設立した、沖縄の伝統工芸「紅型(びんがた)」の無形文化財保全・工芸発展に努める団体です。琉球びんがたの伝統や技術を復興させ、芸術性を広めるとともに、文化と品質の維持に努めています。
琉球びんがた普及伝承コンソーシアム
沖縄の特徴的なデザインの一つである「琉球びんがた」を活用した、地域活性化を産学官連携で推進する団体です。琉球びんがたの知的財産に着目し、琉球びんがたの普及と伝承に努めます。
知念紅型研究所
Bagasse UPCYCLEのかりゆしウェア伝統工芸品ラインとコラボレーションした、知念紅型研究所のホームページです。