Bagasse UPCYCLE Circular Kariyushi Service

SDGsをはじめとした環境問題に対する取り組みは、いま、世界規模で進められています。
しかし地球上にある様々な産業の中で、私たちがいるアパレル産業は、ファストファッションの流行による大量生産、大量廃棄、焼却処分の際に発生させる温室効果ガスの排出量が、全体の約20%を占め、世界で2番目の環境破壊産業といわれています。
沖縄県のかりゆしウェア市場においても、毎年一定量発生する廃棄かりゆしウェアの有効的な活用方法が確立しておらず、問題が山積みしているのが現状です。

私たちが暮らすここ沖縄で、持続可能で、環境にやさしい製品づくりをしたい!
この想いから私たちは、沖縄県の基幹作物であり、世界最大の農産物でもあるサトウキビの副産物「バガス」に注目しました。

製糖時に発生するさとうきびの搾りカスが、バガスです。 さとうきびが世界で一番生産されている農作物であることから、バガスは世界最大のさとうきびの副産物と言えます。 沖縄県内では年間約20万トン、世界では約1億8900万トンのバガスが発生いているといわれていますが、バガスの有効的な活用方法は、未だ確立されていません。

そこで私たちは、 沖縄県の基幹作物の副産物バガスに着目し、バガス由来の製品のより良い活用方法で、地球環境負荷をなるべく減らせるアパレルサービス展開したいと考えました。

バガスを原材料に、日本全国のものづくり技術を掛け合わせ、沖縄を考え抜く、そして沖縄を楽しむ、高品質な繊維・生地を開発しました。
さらに、バガス生地から作られるかりゆしウェアの製品寿命を最大限伸ばすため、いままでにないかりゆしウェアの利用モデルを展開していきます。

素材について

生地について

未使用資源である、さとうきびの搾りかす“バガス”を、沖縄県内で粉砕加工。岐阜県に古くから伝わる美濃和紙の製造技術を活用することで和紙に加工。このバガス和紙を撚り合わせ糸にすることで、日本のデニム一大産地である広島県福山市の工場にて、さらっとした肌触りが特徴の生地に織り上げています。

生地の特徴

  1. ① バガス和紙糸を40%使用し、綿100%の生地よりも軽い仕上がり。
  2. ② バガス和紙糸による高い吸湿保温性と、さらっとした肌触り。
  3. ③ バガスに含まれるリグニンによる高い消臭効果。
  4.  ※アンモニア96%・酢酸99%・イソ吉草酸99%の臭い吸収。
  5. ④ リグニンのもつ紫外線吸収効果により、エイジング(風合いの変化)も楽しめます。

ボタンについて

原料の一部をバガスに代替。自然環境に配慮したバイオマスボタンを作り上げました。私たちのかりゆしウェアに使うボタンは、すべてこのバイオマスボタンです。